
R8.3.21 研修資料から
令和8年3月21日、「身寄り」問題をテーマに、岡山県司法書士会の会員向け研修会が開催されました。
講師は、NPO法人やどかりプラス(鹿児島市)の芝田理事長。「身寄りとは、もともと親類だけでなく、ご近所、同級生、同僚など“縁者”を含む言葉なのに、今日、家族・親族だけを指すようになってしまった。本質的な解決は、地域の中で親族以外の身寄りを得られる仕組みづくり」とのお話があり、当事者どうしが支えあいによって新たな身寄りを得つつ、法人事業である居住支援の主体的な担い手になってもらっている事例が紹介されました。
私を含め専門職は、現行制度の当てはめに焦点をあてがちです。「それだけでは困りごとの表面的な解決にはなっても、身寄り問題の解決にはならない。バラバラの契約や制度で利用者が分断されると、孤立や支援される立場を固定化するおそれがある」との指摘は、深く考えさせられるものでした。